サンプルページ
これはサンプルページです。同じ位置に固定され、(多くのテーマでは) サイトナビゲーションメニューに含まれる点がブログ投稿とは異なります。ChatGptとの会話の履歴を中心に残しています。
あなた:
YouTubeをダウンロードして視聴したり、音声だけで聞くことができるようなアプリを使ってください。
ChatGPT:
ご要望ありがとうございます!確認させてください。
あなたが求めているのは、
- YouTubeの動画をアプリ上でダウンロードしてオフライン再生できる機能
- YouTubeの動画から音声だけを抽出して再生できる機能
を備えたアプリに関する情報でしょうか?
また、知りたい内容についても教えてください。
- 既存のおすすめアプリを探して紹介してほしい(例えば、合法的に使える範囲のアプリ)
- そういうアプリを新たに自作する方法を知りたい
どちらをご希望か教えてください!
あなた:
2
ChatGPT:
了解しました!YouTubeの動画をダウンロードして視聴したり、音声だけを再生できるアプリを新しく自作する方法について、調査を開始します。特に、技術的な要件、使用可能なAPI、注意すべき法的ポイントも含めてまとめます。
調査が完了次第、わかりやすいレポート形式でお届けしますので、少しお待ちください!Research completed in 11m· 30 件の情報源· 86 件の検索
YouTube動画をダウンロード・音声再生できるアプリ開発方法
YouTube動画のダウンロード・オフライン再生アプリ自作に関する調査
はじめに
YouTube上の動画をネット接続なしで視聴したり、音声だけを抜き出して再生したいニーズがあります。しかし、こうした機能を持つアプリを自作するには技術面・法律面で考慮すべき点が多々あります。本レポートでは、YouTube動画をダウンロードしてオフライン再生したり、音声を抽出して再生できるアプリを新規に開発する方法について、以下の項目に沿って調査します。
- 技術的な要件(使用可能なプログラミング言語・フレームワーク・ライブラリ)
- YouTube公式APIの利用可否と制約事項
- 動画・音声のダウンロード技術(youtube-dlやyt-dlp等のOSSツールの利用)
- オフライン保存と再生の仕組み(ストレージ管理やフォーマット変換)
- 法的注意点(YouTube利用規約や著作権上のポイント)
- 代替アプローチ(合法的なキャッシュ再生など)
- 実装の参考になるオープンソースプロジェクト
各項目について最新情報を踏まえて詳述します。
技術的な要件
オフライン再生アプリを自作する場合、まずどの技術スタックで開発するかを決める必要があります。プラットフォームに応じて選択肢は様々ですが、動画ダウンロード機能の実装には以下のような言語やフレームワーク、ライブラリがよく用いられています。
- Python系: Pythonは充実した動画ダウンロード用ライブラリがあり、有名な
youtube-dlやその派生のyt-dlpが利用できます。Python製のコマンドラインツールとしてyoutube-dlは広く使われておりqiita.com、音声抽出や形式変換のためにffmpegと組み合わせることも容易ですqiita.com。デスクトップ向けGUIを作るならPyQt/PySideなどを使って、内部でyoutube-dl/yt-dlpを呼び出す構成も考えられます。 - JavaScript/Node.js系: Node.jsにはytdl-coreのような純粋JavaScript製のYouTubeダウンロードライブラリがありますnpmjs.com。バックエンドをNode.jsで構築し、Electronなどでデスクトップアプリ化する、あるいはChrome拡張やProgressive Web Appとして実装するといった方法も可能です。Web技術を使えばクロスプラットフォーム展開も比較的容易ですが、ネイティブ機能(ストレージアクセス等)には注意が必要です。
- モバイルアプリ開発: AndroidならJava/Kotlinでネイティブ開発し、iOSならSwift/Objective-Cで開発する方法があります。ただし公式ストアのポリシー上、YouTubeダウンロード機能を持つアプリは公開が難しい点に留意が必要です(後述)。そのためAndroid向けではF-Droidなどで配布する前提でオープンソースプロジェクトが開発されています(例:NewPipe、LibreTube等)。クロスプラットフォームなFlutterやReact Nativeで実装する場合も、結局内部で上記PythonやNodeのライブラリを呼ぶか、自前でHTTP解析処理を書く必要があります。
フレームワークやライブラリ: 上記の通り、実質的な動画取得には既存のオープンソースツールの活用が現実的です。自前でYouTubeサイトの解析やストリーム取得を一から実装するのは困難なため、多くの自作アプリは内部でOSSのダウンローダーをライブラリとして組み込むか、外部プロセスとして呼び出しています。例えば:
- Pythonのyoutube-dl/yt-dlpをサブプロセス実行したり、
import youtube_dlでライブラリとして利用する - Node.jsのytdl-coreを用いて動画URLからストリームを取得する
- Androidなら、新Pipe系プロジェクトのコードをライブラリ的に利用したり、あるいはEmbed版のプレーヤー+独自ダウンロード処理を組み込む
以上のように、使用言語ごとに利用できるライブラリが存在します。ポイントは動画サイト側の仕様変更に追従できるよう、メンテナンス性の高いライブラリを選ぶことです。例えばYou-Getというツールもありますが「You-Getより更新が活発なyt-dlpがYouTube系のダウンロードには特に人気note.com」といった情報もあり、コミュニティで継続開発されているプロジェクトを選ぶと良いでしょう。
YouTube APIの利用可否と制約
自作アプリでYouTubeの公式API(YouTube Data API v3など)を使用できるか検討します。結論から言えば、公式APIを用いて動画データそのものをダウンロード保存することは認められていません。Googleが公開している開発者向けポリシーでは、明確に以下の行為が禁止事項とされています。
- コンテンツのダウンロードやキャッシュ保存の禁止: 「YouTubeから事前に書面による承認を得ない限り、YouTubeの映像と音声のコンテンツのコピーをダウンロード、バックアップ、キャッシュ保存すること」developers.google.com。
- オフライン再生の禁止: 上記に加え、「コンテンツをオフライン再生できるようにすること」も禁止と明記されていますdevelopers.google.com。
つまり、公式APIを使う限り動画や音声を取得してローカル保存することは規約違反となるため、API経由で合法に実現する方法は基本的に存在しません。YouTube Data APIは動画のメタデータ取得や再生リスト操作、ライブ配信管理などが主目的であり、動画ストリームそのものは提供されません。またYouTube Player API(iframe埋め込みなど)を利用すればアプリ内で公式プレーヤーを表示して動画再生はできますが、それもリアルタイムストリーミングに限られ、保存はできません。
そのため、オフライン再生アプリを作る場合は公式APIに頼らない非公式手段が必要になります。実際、オープンソースの非公式クライアントであるNewPipeも「GoogleのYouTube APIを使用せず、必要な情報取得はWebサイトを解析するだけで行っている」と説明していますf-droid.org。このように公式APIの制約を回避するには、ウェブ上の公開情報をスクレイピングして直接ストリームURLを取得するアプローチが取られます(後述)。
なお、仮に公式APIを使わずにスクレイピング等で実装した場合でも、それ自体がYouTube利用規約違反となり得る点には注意が必要です。公式に許可されていない方法で動画データにアクセスすることになるため、APIキーの利用停止や法的措置のリスクを負う可能性があります。この点については「法的な注意点」で詳述します。
動画・音声のダウンロード技術
YouTubeから動画や音声をダウンロードする具体的な技術について解説します。基本的な流れは、YouTube動画ページから実際のメディアストリームURLを取得し、それをHTTP経由でダウンロードすることです。しかしYouTubeは様々な画質・音質のストリームをDASH形式などで提供しており、高画質では映像と音声が別々のストリームになっていることもあります。そのため、適切な画質・フォーマットを選択し、必要に応じて映像と音声をマージする処理が求められます。
オープンソースツールの利用 (youtube-dl / yt-dlp 等)
現在、最も実績のある方法はオープンソースのダウンロードツールを活用することです。代表的なものにyoutube-dlと、そのフォークであるyt-dlpがあります。これらは元々コマンドラインツールですが、自作アプリの内部ロジックとして組み込むことも可能です。
- youtube-dl: Python製で長年開発されてきたツールです。YouTubeを含む非常に多くのサイトに対応し、URLを与えるだけで動画または音声ファイルを取得できますqiita.com。オプションを指定すれば音声のみの抽出やフォーマット変換も自動で行えます。例えばQiitaの記事の例では、コマンドライン引数
-f mp3で音声MP3抽出、-f mp4で動画MP4取得といった指定が可能になっていますqiita.com。 - yt-dlp: 2020年頃にyoutube-dlから派生したプロジェクトで、より活発にメンテナンスされています。YouTubeの仕様変更への追随が速く、新機能や高速化も取り込まれているため人気が高いですnote.com。基本的な使い方や対応サイトはyoutube-dlと同じですが、高画質・高音質の選択や広告スキップ機能など追加機能も持ちます。YouTube動画のダウンロード用途では現状こちらが推奨されますnote.com。
その他にもYou-Getnote.comやcobaltgigazine.netなど多数のOSSツールが存在しますが、内部的な仕組みは概ね共通しています。これらツールはYouTubeのウェブページや内部APIを解析し、動画の各種フォーマット(itagと呼ばれるIDで識別)に対応する実URLを取得します。その後、選択されたフォーマットのファイルをHTTPでダウンロードし、必要ならFFmpeg等で後処理します。例えば「音声のみ欲しい場合はitag=140を指定する」ことでAAC音声ストリームを直接取得できるnote.comなど、細かな指定が可能です。
重要なのは、映像と音声ストリームが別の場合の処理です。高解像度(1080p以上)や高音質では、YouTubeは映像と音声を別々のファイルとして提供するため、ダウンロード後に結合しないと再生できません。この結合や音声抽出にはFFmpegが使われることが多く、前述のyoutube-dl/yt-dlpもFFmpegが利用可能な環境では自動でマージ処理を行いますqiita.com。たとえば動画MP4+音声M4AをダウンロードしてMP4に多重化する、音声M4AをMP3に変換する、といった処理です。
ダウンロード速度やメンテナンス
YouTube側の仕様変更や制限により、ダウンロード速度が低下したり動作しなくなるケースもありますnote.com。そのため、自作アプリに組み込む際はライブラリの定期アップデートを行えるようにしておくことが大切です。特にYouTubeは頻繁にフロントエンドやAPIの仕様を変更するため、OSSツール側のアップデートをチェックし反映できる仕組み(プラグイン的にアップデート可能にする、ユーザーにも更新手段を提供する等)が望ましいですnote.com。
また、YouTubeダウンロード自体はコマンドラインや開発者ツールを使って個人でも可能ですが、「操作がやや手間」なのも事実ですgigazine.net。そのため本アプリのようにユーザーフレンドリーなインターフェースを与えることには意義があります。実際にcobaltのように「URLを貼り付けるだけでダウンロードできる」シンプルさを追求したOSSも登場していますgigazine.net。自作する際も、内部ロジックは既存ツールに任せつつ、いかに使いやすいUI/UXを提供するかがポイントとなるでしょう。
オフライン保存と再生の仕組み
ダウンロードした動画・音声を端末上に保存し、オフラインで再生するための仕組みについて説明します。
1. 保存形式とストレージ管理:
動画は一般的にMP4(映像H.264/音声AACなど)かWebM(映像VP9/音声Opusなど)の形式で保存されます。音声のみの場合はM4AやMP3などが選択肢になります。前節の通り、ユーザーに保存フォーマットを選ばせる設計も可能ですqiita.com。例えば「高画質MP4」または「音声MP3」など用途に応じて選択できるようにすると親切です。
保存する場所は、スマホアプリならアプリ固有のストレージ領域かSDカード上の特定フォルダ、PCアプリならユーザー指定のディレクトリなどになります。ダウンロード一覧を管理するデータベース(タイトルや保存パス、サムネイル、再生位置など)を持たせて、アプリ内でオフラインコンテンツを一覧・管理できるようにすると利便性が高いです。ストレージ容量を圧迫しないよう、適宜削除機能や容量警告も実装が望まれます。
2. フォーマット変換とマージ:
先述のように、高品質の動画は映像と音声を別々に保存する必要があるため、オフライン再生前にファイルを統合します。幸い、youtube-dlやyt-dlpを使う場合はFFmpeg連携により自動で一つのMP4ファイルにマージできますqiita.com。自前で実装する場合も、バックグラウンドでFFmpegコマンドを実行して結合・変換する方法が一般的です。例えばffmpeg -i video.mp4 -i audio.m4a -c copy output.mp4のような処理で映像と音声を結合したり、ffmpeg -i input.webm -q:a 0 output.mp3で音声を抽出してMP3に変換する、といった具合です。
ユーザーが音声のみ希望するケースでは、最初から音声トラック(例えばM4A)のみをダウンロードするのが効率的ですが、ツールによってはMP4をダウンロード後MP3変換する実装もあり得ます。いずれにせよ、オフライン再生に適した一般的フォーマット(MP4/M4A/MP3等)に変換して保存しておくことが重要です。
3. 再生プレーヤーの組み込み:
保存したファイルを再生するには、アプリ内にメディアプレーヤー機能を組み込む必要があります。モバイルならAndroidのExoPlayerやMediaPlayer、iOSのAVPlayerなど、デスクトップならVLCライブラリやHTML5ビデオ要素(Electronの場合)などを利用できます。これらを使えばオフラインでも端末ローカルのファイルパスを指定して再生が可能です。自作アプリでは、ダウンロード一覧から選んだ動画をこれらプレーヤーコンポーネントに渡して再生し、一時停止やシーク、バックグラウンド再生(音声のみ再生時)などの制御を実装すると良いでしょう。
なお、バックグラウンド再生(画面消灯や他アプリ使用中も音声だけ再生)やPiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)表示などはユーザーの要望が高い機能です。NewPipeのような非公式アプリでもバックグラウンド再生やポップアップ再生(小画面表示)をサポートしており、公式プレミアムにない柔軟な機能として差別化できます。ただし同時に複数動画を再生するといったことは端末負荷の点でも避け、UI的にもシンプルに保つのが無難です。
NewPipe(Android向けOSSクライアント)の再生画面。バックグラウンド再生(Background)やオフラインダウンロード(Download)機能が提供されているf-droid.org。
4. その他の実装留意点:
オフライン再生では「ネットワーク非接続時でもアプリがエラーを出さず動作すること」を確認する必要があります。ダウンロード済みかどうか判定してメニューを出し分ける、未ダウンロードのコンテンツを再生しようとしたら通知する、といったUI上の工夫も必要です。また、可能であればダウンロード中にアプリを閉じてもバックグラウンドで完了できるようなサービス実行や、再起動時に中断箇所から再開するレジューム機能などもあるとユーザビリティが上がります。これらはプラットフォームごとの機能(AndroidのForeground Service等)を駆使して実現できます。
法的な注意点
YouTube動画のダウンロードやオフライン保存には法律・規約上のリスクが伴います。開発者および利用者双方の観点から、以下のポイントに注意する必要があります。
- YouTube利用規約違反: YouTubeは利用規約で明確に動画の無断ダウンロードを禁止していますkeiji.vbest.jp。前述のとおり公式APIでも禁止されている行為であり、たとえ個人利用でも**「許可なくダウンロードした場合はYouTubeの規約違反」**となりますkeiji.vbest.jp。規約違反自体は直ちに違法(犯罪)ではありませんが、サービス提供者としてのGoogleはアカウント停止やアプリ配信停止(後述)などの措置を取ることができます。
- 著作権法上の問題: ダウンロードしようとする動画が著作権保護されたコンテンツである場合、その無許可保存は著作権侵害となる可能性があります。特に日本では2012年の法改正以降、明らかに違法にアップロードされた音楽・映像をダウンロードする行為自体も刑事罰の対象になりましたkeiji.vbest.jp。YouTube上には公式配信以外の著作権侵害動画も多く存在し、それと知りながらダウンロードすれば違法ダウンロードと見なされ得ますkeiji.vbest.jp。実際に「YouTubeのダウンロードは利用規約違反なだけでなく法律違反であり刑罰が科される可能性もある」と専門家も指摘していますkeiji.vbest.jp。個人の私的使用の範囲であっても、著作権法上適法と断言できるケースは限定的であり、注意が必要です。
- アプリ配布と規制: 仮にこのような機能を持つアプリを開発しても、公式のアプリストアで公開することは極めて困難です。Google PlayストアやApple App Storeのポリシーでは、他サービスの規約に違反する機能を持つアプリは禁止されており、YouTubeダウンローダーはリジェクト(公開拒否)や削除の対象となりますdevelopers.google.com(実際、過去に多くの非公式ダウンロードアプリがストアから排除されています)。そのため、一般にこうしたアプリはF-Droidなど独立系のストアや、GitHub上でAPKを配布する形で公開されています。これは開発者にとってユーザー獲得のハードルが上がることを意味します。
- APIキーや開発者への影響: もしGoogleのAPIキーやサービスを利用している部分があれば(例えば誤ってYouTube Data APIを使ってしまった場合など)、規約違反行為が発覚するとAPIキーの停止やGoogleアカウントへの何らかの措置が取られる可能性も考えられます。また、著作権者(コンテンツホルダー)からDMCAクレーム等を受けるリスクもゼロではありません。事実、2020年には音楽業界団体の要請によりGitHub上のyoutube-dlリポジトリが一時的に削除される事態も発生しましたnews.mynavi.jp。開発段階から法的リスクを認識し、自己責任で非公開利用に留めるなど慎重な対応が求められます。
まとめると、この種のアプリ開発はグレーゾーンであり、公に配布すれば規約違反として排除されるのが通常です。どうしても必要な場合は自分や限定した範囲での利用にとどめ、著作権を侵害しない(権利者の許諾を得た)コンテンツのみ扱うなどの運用上の注意が不可欠ですnote.com。
代替アプローチ
以上のように、YouTubeから直接ダウンロードする方法は公式には認められていません。そのため、「合法的にオフライン再生したい」という要求に対しては次のような代替策も検討できます。
- YouTube Premiumのオフライン機能: 最も確実かつ合法な方法は、ユーザー自身がYouTube Premiumサービスに加入し、公式アプリの「オフライン保存」機能を使うことです。2018年11月に開始されたYouTube Premiumにより、公式アプリ内で動画を一時保存しオフライン再生することが正式に可能となりましたnojima.co.jp。Premiumではバックグラウンド再生や音声モードも提供されており、本来自作アプリで実現しようとする機能の多くがカバーされています。自作アプリ側でPremiumアカウントにユーザーがログインし、公式の機能を呼び出すようなことはできないため(公式アプリ以外にオフライン保存データは共有されません)、ユーザーにPremium利用を促し公式機能に委ねるのが規約順守の上では最善です。
- 公式プレーヤーを用いたキャッシュ再生: どうしても自前アプリ内で再生体験を提供したい場合、完全なオフラインではなく「擬似的なキャッシュ再生」という発想もあります。例えばYouTube IFrame Player APIで動画を再生させ、ユーザーが一度視聴した動画は端末のブラウザキャッシュに一時的に残ることがあります。このキャッシュを利用して短時間のオフライン再生ができる可能性はありますが、一般的なブラウザキャッシュは恒久的な保存を保証するものではなく、制御も困難です。またこの方法も厳密にはダウンロード禁止の規約に抵触する恐れがあるため推奨はできません。
- 他サービスや自身のコンテンツの利用: もし目的が「オフラインで好きな音楽を聴く」などであれば、YouTube以外の合法的な音楽配信サービスのオフライン機能を利用する、あるいは自分が権利を持つ動画であればYouTube経由にこだわらず直接ファイル提供する、といった代替も考えられます。自作アプリを例えば自社の公式チャンネル動画専用のオフライン再生アプリとするのであれば、動画データを別途サーバー配信してダウンロードさせる方が正攻法でしょう。要するに、YouTubeプラットフォームを使わずに問題を解決できないか検討する価値があります。
- 非公式APIの活用: 完全に合法とは言えませんが、YouTubeの非公式なミラーAPIサービスを利用する手もあります。近年、InvidiousやPipedといったプロジェクトがYouTubeの非公式フロントエンドを提供しており、LibreTubeは「Piped APIを用いてデータを取得・動画再生している」とされていますf-droid.org。これらを使うとクライアント側で直接スクレイピングせずに済みますが、結局は第三者が用意した非公式APIに依存することになります。Googleアカウント不要でプライバシーに配慮したサービスとして存在していますが、将来的に提供停止の可能性も否めません。
以上の代替策はいずれも一長一短ですが、法的リスクを抑えるには公式の仕組みに乗るのが最も安全です。自作アプリで独自に提供したい機能と公式Premiumの差異(UIの自由度、細かな制御、他サービス統合など)を天秤にかけ、それでも自作するメリットが大きい場合にのみ慎重に開発を進めることが望ましいでしょう。
実装の参考になるオープンソースプロジェクト
最後に、本アプリの実装にあたり参考となる既存のオープンソースプロジェクトを紹介します。これらのソースコードやアーキテクチャは大いに学ぶところがあるでしょう。
- youtube-dl / yt-dlp【6†source】: 前述の通り超定番の動画ダウンローダーです。対応サイトの多さや頑健性で群を抜いており、内部でどのようにYouTubeの動画情報を解析しているかはコードから知見が得られます。GitHub上で公開されており、Pythonで書かれているため読みやすいですqiita.com。GUIアプリではこれらをバックエンドに使う例が多く、例えばフロントエンドとして
youtube-dl-guiや各種プラグインも存在します。 - NewPipef-droid.org: Android向けのオープンソースYouTubeクライアントです。Googleの公式APIを一切使わずWeb解析のみで実装されており、YouTube Premium相当の機能(広告無し、バックグラウンド再生、オフライン保存等)を無料で提供しています。F-Droidで入手可能で、GPLv3ライセンスで公開されたソースコードはYouTubeサイトの解析方法や、スマホ上での動画再生UI実装の参考になります。特に「Subscribe(チャンネル購読)機能をアカウント無しで実装する方法」や「動画ページから直接ダウンロードするUI」など、本アプリに活かせる要素が多々あります。
- LibreTubef-droid.org: 同じくAndroid向けのOSSクライアントですが、こちらは独自にYouTube解析するのではなく中継サーバー(Pipedインスタンス)を利用している点が特徴です。ソースコードはMITライセンスで公開されており、NewPipeとの差分(サーバーAPIの利用箇所など)を見ることでクライアント/サーバー方式のメリット・デメリットを学べます。UIや機能面はNewPipeと類似していますが、サーバーに依存することでクライアントの負担を減らしている例と言えます。
- FreeTube: デスクトップ(Windows/Mac/Linux)向けのYouTubeクライアントです。Electronベースで作られており、プライバシー重視・広告ブロックを謳っています。動画のダウンロード機能も備えているため、Electron+Node+ytdl-coreで実装する場合の参考になるでしょう。
- cobaltgigazine.net: 2024年に公開された新しいオープンソースプロジェクトで、Web上で動作するシンプルなダウンローダーです。対応サイトはYouTubeやTwitterなど多岐にわたり、ブラウザ上の入力欄にURLを入れるだけで動画または音声ファイルを取得できますgigazine.netgigazine.net。GitHubのソースコードを見ると、ブラウザの機能だけでどこまで実現しているのか(JavaScriptで直接動画URLに誘導しダウンロードさせている等)知ることができます。UIも極めてシンプルなので、自作アプリのインターフェース設計の参考になるでしょう。
- その他: 上記の他にもYou-Getnote.comやInvidious、各種ブラウザ用拡張機能など、多くのプロジェクトが存在します。それぞれアプローチ(クライアントサイドvsサーバーサイド、対応サイトの広さ、GUIの有無など)が異なるため、自分の作りたいアプリに近いものを見つけてソースを確認すると良いでしょう。特に著名なOSSは活発なコミュニティがあり、ドキュメントやFAQも充実しています。それらも積極的に活用しつつ、最新の情報をフォローすることが成功への鍵となります。
おわりに
YouTube動画のオフライン再生・音声抽出アプリの自作は、技術的にはOSSツールの助けもあり実現可能ですが、公式非公認のグレーな行為であることは避けられません。本調査で述べたように、技術要件や実装方法を十分検討すると共に、常に利用規約や法律との兼ね合いに気を配る必要があります。開発にあたっては最新の情報を収集し、参考となる前例(オープンソースプロジェクト)の知見を取り入れ、安全で使いやすいアプリを目指してください。
参考文献・情報源: 本文中で言及した開発者ポリシー【40】や各種オープンソースプロジェクトのドキュメント【19】【22】、法律事務所の解説記事【42】などを挙げておきます。特にYouTubeの利用規約keiji.vbest.jpおよびデベロッパーポリシーdevelopers.google.comは本テーマに直結する重要資料ですので、一読をお勧めします。